令和7年補正予算の経済施策とは?

12月16日、令和7年度補正予算が成立しました。

慣れていない方には、ちょっと戸惑うかもしれませんが、来年(令和8年)では、令和7年度補正予算で決まった経済施策が実施されます。

 

補正予算の概要を見てみますと…

まずは「物価高」への対応ということです。

 

電気・ガス料金の負担軽減支援とかガソリン等の価格引き下げなので、現状と変わらずといったところです。

 

その他として、経済安全保障とか防災・減災、クリーンエネルギーといった項目が並んでいますがここでは割愛します。


中小企業・小規模事業者への施策

来年度においても、大きなテーマは今年と変わりがありません。

「成長投資への支援」「生産性向上・省力化投資支援」の二つが柱となります。

 

「成長投資への支援」は、

売上高100億円を超える中小企業やそれ以上の大規模な中堅企業の「成長投資」を支援するもので、今年の内容と変わりないものと思われます。

 

 この成長投資への支援に対して「中小企業成長加速化補助金」とか「大規模成長投資補助金」があります。

 活用できるのは、本当に大規模な事業者だけなので、活用する事業者は頑張ってほしいと思います。

 

 

「生産性向上・省力化投資支援」

〇生産性向上の支援

〇革新的製品開発・新事業進出支援

〇省力化投資支援

以上の3つの支援が行われます。

 

生産性向上の支援には、

 デジタル化・AI導入補助金

 小規模事業者持続化補助金

 事業承継・M&A補助金

以上の3つが含まれています。

 

今までIT導入補助金と呼んでいたものが、とうとうAI導入補助金と名前を変えるみたいで、生産性をあげるのにAI導入は必須という時代になったのかと感慨深い気持ちになりました。

 

〇革新的製品開発・新事業進出支援には

新市場進出補助金は明記されていますが、ものづくり補助金と合致する施策の記載は、今のところありません…。

 

名称を変えて実施されるのか、従来通りの方式で実施されるのか分かりませんが、公式サイトからの発表は、常にチェックする必要があるようです。

 

〇生産性革命推進事業では

省力化投資補助金が来年も実施される模様です。

 

省力化投資補助金のカタログ型は他の補助金よりも、活用しやすいと思うので、(※随時募集していたりします)気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。

 

省力化投資補助金のカタログ型サイト

https://shoryokuka.smrj.go.jp/catalog/

県や市から新たな施策…?

中小企業・小規模事業者への施策として先に紹介したものは、全て国が実施するものです。

それ以外にも、県や市町村が独自に実施するものも出てきます。

 

国より県や市町村に交付される「重点支援地方交付金」を活用して県や市町村として独自の施策を実施するのですが、目的というか取組みが「賃上げ環境の整備に向けた取組」に関連するものになってきます。

 

また、国の施策のように賃上げ目標を設定される可能性もあるかもしれません。

 

気になる方は、日頃から公的機関のメルマガやHPをチェックしておきましょう。

事業課題があってこその補助金

私が公的機関の窓口で対応していて、一番困る質問は「何か良い補助金はありますか?」です。

 

補助金なら何でも言い訳ではないですし、「バラマキ補助金」といった動画サイトの間違った内容を鵜呑みにしていて、困ります。

 

補助金は、事業計画書とか申請書を提出し、厳選された審査を経て、ようやく採択となります。

たとえ採択(最近は内定と表現します)されたとしても、その後の手続き(交付申請手続き)や実績報告が大変で、ギブアップされる事業者が沢山います。

 

それよりも、事業を〇〇に変えたいとか、◇◇に取り組みたいといった明確な事業課題がある場合には、このような施策が活用できるかも知れないと案内できます。

 

補助金活用ありきではなく、中長期にわたって、事業をどうしていきたいのか?

課題解決のために補助金を活用するなら、公的機関から様々な支援が受けられるはずです。

 

来年の経済施策を把握しつつ、自社の経営課題を改めて見直ししてみましょう。

 

 

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