中小企業政策審議会(第45回)の配布資料
「労働供給制約社会における中堅・中小企業の
「稼ぐ力」強化戦略(案)」を見てました。
審議会の承認は、今後の中小企業政策として、骨太方針にも取り込まれる見通しで、さらには、来年度の政府予算にも反映されるからです。
その資料において、
〇成長志向の強い中小企業への行動変容を促す支援策を強化するより多くの地域企業が成長志向に向かうメカニズムを構築する。
という記載があり、
〇AI活用による成長余地の大きい地域の中小企業のAXを行い、抜本的な経営改革を実現するため、補助金や伴走支援に加え地域ネットワーク作りを行う。
とう記載がありました。
AXという言葉をはじめて見て、これから何が求められていくのか深堀りしてみました。
新たな概念 AX
日本を取り巻く経済環境は、深刻化する少子高齢化、それに伴う労働人口の激減、さらにデジタル技術の急速な進化で、多くの経営者が「どう事業を継続し、成長させるか」という難題に直面しています。
これまで、その解決策として、DX(デジタルトランスフォーメーション)が声高に叫ばれてきました。
しかし今、注目すべき新たな概念が登場しています。
それがAX(AIトランスフォーメーション)です。
AXとは、単に便利なAIツールを導入するだけのものではありません。
AI(人工知能)をビジネスの核として位置づけ、業務プロセス、ビジネスモデル、さらには組織文化そのものを根本から変革する取り組みを指します。
「AIなんて大企業がやることだ」
「うちのような中小企業には予算も専門人材もない…」
もし、そう考えているなら、それは大きな誤解です。
むしろ、経営資源が限られている中小企業こそ、AXによって最大の恩恵を受ける可能性があるのです。
AXとDXとの決定的な違
DXは、デジタル技術全般を用いてビジネスモデルや組織を変革することです。
具体的には、紙の書類を電子化する、業務システムをクラウドに移行する、Webサイトを立ち上げてEC取引する、
といった「IT環境の整備」や「プロセスのデジタル化」がその出発点となります。
これに対してAXは、DXによって整えられたデジタル環境、あるいは日々蓄積されるデータを土台にして、AIを「ビジネスの頭脳」として組み込む次のステージを指します。
DXが守りのデジタル化である「環境を整える、データを集める」であるならば、AXは攻めのAI化と言われる「データをAIに学習・分析させ、予測や自動化といった、より高度で知的な業務革新」と言えます。
つまり、DXはAXを推進するための土台であり、AXはDXの投資を何倍もの利益に変える「目的」という関係性にあるのです。
ChatGPTをはじめとする生成AIの登場で、AIは誰もが「月額数千円」で利用できる身近なツールになりました。
資金力のない中小企業であっても、大企業と同じ「最新の知能」を武器として持てるようになったのです。
これは、中小企業にとって大きなチャンスと言えます
AX導入に向けたステップ
AX(攻めのAI化)にむけてうちも何かAIツールを入れてみよう」ということではありません。
もちろん、いきなりAI画像認識やAI需要予測に着手する必要もありません。
まずは現場が「AIって便利だな」と実感する「小さな成功体験」を作ることが最初の一歩です。
※まいどお馴染みのパターンです…
自社が今、最も困っていることは何でしょうか?
この問いかけに対して、よくまとまった動画がるのでこちらを参照してください
※ちえてらすコンサルティング事業者にこんなに役立つAI活用
https://www.youtube.com/watch?v=2nvAPQOZc0w
「会計処理の手間で困る…」
「見積書作成に時間がかかる」など、
色々とあると思いますが、私の場合は打ち合せの後の文字起こしに困ってました。
ちえてらすコンサルティングのAIボイスレコーダー動画を見てツールを買ったように、「AIって便利だな」と
実感する「小さな成功体験」を作っていきましょう。
例えば、
大量の文字データを読み込みそのデータだけに限定して要約をしてくれるNotebookLM(Google)
現場の業務マニュアル動画をスマホで作成するためのツールCapCut(キャップカット)
※YouTubeに解説動画あります
手書きのメモ内容を文字化するAI-OCRツール Gemini 2.5Pro
※経理処理の際に便利
これらのツール(アプリ)を活用し時間を劇的に減らせる実感を体験しましょう。
もちろんAX(攻めのAI化)は蓄積するデータを一元化されていないと効果を発揮できません。
社内にデジタルデータとして一元管理する環境(DXの領域)を整えていくことが必須です。
場合によっては、NASサーバーの導入を検討しましょう。
AX時代は、すでに幕を開けています。
今すぐ始めれば、それは競合他社に対する圧倒的な「先行者利益」となります。
AXの目的はAIを使うことではなく、「経営課題を解決すること」です。
変化を恐れず、AIを最高の相棒として迎え入れた中小企業にこそ、輝かしい未来が待っています
笑顔創造研究所は、みなさまの笑顔と地域経済を応援しています。




