好奇心を鍛えよう

「私の会社って〇〇だと思うのです」

その場に居た多くの方が頷きます。

 

会議が硬直してきたと感じた私が、「こんな事例があるのですが…」と紹介した内容がかなりウケました。

 

「そんな発想は無かった」

「確かに利用してみたいですね」

 

どんな面白い取り組みかと言えば、カラオケ店で「ミシン」を貸出す…です。

 

JOYSOUNDでは、池袋のお店で「期間限定」で実施したところ、延長するほどの反響があったそうです。


カラオケ店と言えば、テレワークの利用をPRしていましが、まさかミシンとは…

しかも、利用のできるのは1台15万円ほどの高級ミシンとのことです。

 

池袋は、もともと秋葉原に並ぶほどアニメファンが多い場所なので、コスプレーヤーが集まって衣装を作るのにニーズがあるのでは?と始めたそうです。

 

ところが、いざサービスを始めると、小学校や幼稚園用の小物での利用やハンドメイドが趣味の方など、幅広い層が利用されているそうです。

 

ミシンを出し入れする面倒の解消や、夜にミシンの利用ができない問題の解消に繋がった訳です。

 

カラオケ店の親会社が大手ミシンメーカーという事もありますが、この発想は流石です。

他にもユニークなものを探してみると

さて…、

カラオケ店で「ミシン」以外にもユニークな取り組みがありますか?

 

と、質問したろころ

 

ガチャガチャで面白い取り組みを見たことがあると言われました。

 

(新聞で紹介されていました…)

 

ガチャガチャと言えば、面白いアイテムやフィギアだと予想していましたが、まさかの「秘伝のレシピ」でした。

 

その、まさかのレシピ(情報)とは「お母さんの秘伝のカレーレシピ」です。

 

しかも、手書きのレシピです。(1カプセル200円)

 

その場でWeb検索しましたが、確かに、実在していました。

https://chappy-net.com/products/detail.php?product_id=24820

 

ちゃんと本人がレシピを一つ一つ手書きしているのか気になりますが、「秘伝の情報」をガチャガチャで販売する発想には脱帽でした。

 

ガチャガチャには続きがあり「ギャルが折った折り鶴」なるカプセルトイがあることが分かりました。

 

私の理解が及ばないところは、ギャルが実際に折った折り鶴”を忠実に再現したレプリカ商品という点です。

(1カプセル300円)

 

そんなの誰が買うの?って突っ込みたくなりますが、これも実在する商品です。

 

ユニークとは言い難いですが、この発想は無かったです。

売るモノがなく、音を売る会社

カラオケ店でミシンの貸出しの様に、本業以外でも何とかしようする事例は沢山あります。

 

有名なのは、千葉県の銚子電鉄です。

 

過疎化による人口減少や、観光客の減少で、行政からの補助金で何とか運行を維持している状態の電鉄会社でしたが

線路・踏切などの改修や車両の法定検査費用が賄えず、倒産寸前でした。

 

社員の給料さえも全額払えない状況で、通帳残高は僅かに200万円。

銀行からの追加融資も元社長の横領問題で望めず、会社存続は絶望的な状況でした。

 

出来る事といえば、副業の「ぬれ煎餅」を売ることだけでした。

 

この「ぬれ煎餅」をインターネット販売したことで、窮地を脱した会社ですが、まだ続きがありました。

 

台風により、銚子だけでなく千葉県が大きな被害を受け、ようやく復旧の目途となった矢先に新型コロナの発生です。

 

かさむ運行経費を賄うために、

ぬれ煎餅に加え、経営状況が「まずい棒」

サングラスと既存グッズを組み合わせた「お先真っ暗セット」、

線路の石に着信音

 

次々と繰り出す自虐的なネタ商品がSNSの話題をさらい、全国から注文が舞い込んでいるそうです。

 

なりふり構わず何でもやる姿勢が素晴らしいですが、話題になる題材を探す「仕掛け」が上手だと感じてます。

アンテナはどの方向にむいている?

好奇心を鍛えようと言われても、今までの延長線では、新しい出会いが生まれないかいもしれません。

 

頭のいい人ならば、〇〇メソッドがこの場合に有効ですよね?といった質問をいただきますが、ゼロからイチを生むのは相当なパワーが必要だと思うのです。

 

ここぞ、という時に対応するために、先ずは出会いや体験の貯金をすることを始めてみませんか?

 

ちょうど、県民割とかブロック割なる旅行の割引制度が行われています。

(現在の制度では、5月31日までの予約分までが対象となっています)

 

好奇心を鍛えるために、(新しい出会いや体験をするために)自分への仕掛けをしてみましょう。

 

アンテナを様々な方向に向けて、新たな出会いから、何かが生まれるかもしれません。

 

笑顔創造研究所は、みなさまの笑顔を応援しています。