独学の限界に気づけ!!

この頃、相談窓口で対応している時に「あ、それWebで見たことあります」と、言われる事が多くなってきました。

 

それ自体は悪くはないのですが、問題はこの後です。

 

気づいたら、何か改善したのか?

何か行動を起こしたのか?

 

優秀な若い経営者・経営幹部に多いパターンなのですが、先に頭の中でシミュミレーションして、有効かどうか判断しがちです。


何か分からないことがあれば、Webで検索すれば答えが見つかります。

それが、本当に正解かどうかは分かりません。

 

それでも、状況判断するだけの十分な情報が入手できるせいか、第三者からの助言を素直に聞き入れないケースが多くなったと感じてします。

 

相談窓口では、気分良く帰ってもらうのが重要なので、突っ込んだ助言はできません。

(相談者によって違いますが…)

 

本当に重要な事を言ってくれる第三者の存在が重要なのに…と歯がゆい思いをする機会が多くなってきました。

本当に変えるべきは人間関係

コロナ禍やアフターコロナで、どのように舵取りするのか?

 

優秀な若い経営者・経営幹部に質問すると、「先ずはTTPですよ」と言われます。

TTPとは徹底的にパクる(真似る)の意味です。

〇〇会や、〇〇青年部の仲間で、様々な情報交換をしてTTPするそうです。

 

ただ、その仲間に問題があって、「そこを真似するのですか…(落胆)」と、思うような情報を貰ってきます。

「もっと、他に重要な事があるでしょ?」と思っても、誰も適切な助言はしてくれません。

 

 具体例をあげますと

 〇〇書類で、楽に助成金がもらえる…

 〇〇で融資が簡単におりる…

 

他にやるべき重要な事があるのに、「見当違いのアドバイス」を貰う典型的なパターンです。

まさに、独学の限界がそこに有ります。

成長できる環境に身を投じる

低迷しているチームには、必ず足を引っ張るベテランが居ます。

 

チームのルールがあるにも関わらず、後輩を外食に連れて行くベテラン。

 この外食は、風営法の許可が必要な接待を伴う飲食店の意味です。

 

そんなチームが強くなるはず無いです。

 

ベテランがここまで練習するのか?

と若手が恐縮するようなチームでないと成長促進となりません。

 

若い経営者・経営幹部も同じで、〇〇会や、〇〇青年部の仲間同士で傷をなめ合っては何も生まれません

そんな環境から早く抜け出して、成長できる環境に身を投じましょう。

 

言われたくないこと、思うように進められないことを指摘されると「カチン」と来ると思います。

心を鬼にして重要な事を指摘するコーチ(メンター)の存在がなければ成長できることは難しい訳です。

分かったつもりが一番怖い

分からないことがあっても、状況判断できる情報は入手できます。

しかし、それでは「分かったつもり」の状態に近い状態です。

 

世界を代表する経営コンサルタント大前研一さんは、

「時間とムダの科学」という著書の中でこう言っています。

 

 人間が変わる方法は三つしかない。

 

 一つは「時間配分」を変える

 二番目は「住む場所」を変える

 三番目は「付き合う人」を変える

 

 この三つの要素でしか人間は変わらない

 

 もっとも無意味なのは、

 「決意を新たにする」ことだ。

 

 行動を具体的に変えない限り、

 決意だけでは何も変わらない。

 

この様に言っています。

 

一般的によく言われる

「習慣を変える」のではなく、

「付き合う人」を変えるです。

 

つまり、分かったつもりになるのでなく、コーチ(メンター)から、本当に重要な事を指摘してもらえる環境を作るという事です。

独学では、いずれ限界が来てしまいます。

今一度、独学の限界が来ていないものか振り返ってみて欲しいです。

 

 

笑顔創造研究所は、みなさまの笑顔を応援しています。