未だ使ったことのない方にそもそも「NotebookLM」とは何かを説明しますと、

GoogleのAI研究部門「DeepMind」発のラボプロジェクトで、いわゆる「読んでくれるAI」です。

通常の生成A Iのようにネット上から情報を拾ってくるのではなく、自分がアップロードした資料だけを学習するAIツールです。

しかも、アップロードした資料を要約して、必要な情報を読みあげて説明してくれるツールです。

※読むのではなく、実際は男女が会話しながら説明してくれます。

この会話しながら要約を説明してくる内容が、とても自然で、AIツールとは思えないレベルでした。

生成ＡＩの場合は、ネット上の古い情報や間違った情報を収集して、回答することがあります。

その関係で、生成ＡＩの出した回答が本当に正しいのか、検証する必要がありました。

ところが、「NotebookLM」は自分がアップロードした資料だけを学習するので、安心して使えます。

新しい施策（補助金・助成金）が発表されると、情報量の多い募集要項や補足資料、ガイドライン、Ｑ＆Ａなどが

サイトにアップされます。

それらを全てダウンロードして、いざ読み始めても、なかなか頭に入ってきてくれません。

しかも、顧客（もしくは指導先）に急いで情報提供したい場合だと、資料が多すぎて、どこから手をつければいいか分からなくなります。

動画サイトに情報があったとしても、本当にその情報が正しいものか、確認する必要がるので、全ての情報を鵜?みにすることはできません。

そんな時に、「NotebookLM」を活用するとあっという間に「要点」を抜き出して、必要なポイントを把握することができます。

真面目に一つひとつ資料を読み込んで全体像を把握するよりも、「NotebookLM」を活用した方が、大幅に時間短縮が図れます。

例えば、新しく募集が始まった

中小企業新事業進出促進補助金

の場合では、

・公募要領

・新事業進出指針の手引き

・新市場・高付加価値事業の補足資料

・応募申請ガイド

以上の４つのＰＤＦ資料が最初に公式サイト上でアップされました。

そこで、「NotebookLM」を半信半疑で使ってみたのですが、驚きました…

４つのＰＤＦ資料を元にして正確に重要なポイントと要約を生成しているのです。

普通のAIと違うのは、

「締め切り日はいつなの？」

「応募する際の注意点はある？」

「新市場・高付加価値事業において、

　重要な注意点を４つ挙げて」

…など、日本語（文字入力）で聞けば、その場で即座に返答してくれました。

しかも、その回答の元になった具体的なページをリンク付きで示してくれるから、

「どこに書いてあるのか分からない」

なんてこともなくなるのです。

まるで、仕事のできる秘書が横にいて、全部読んだうえで、一番知りたいところを教えてくれる感覚です。

※ただし、要約が生成されるまで時間がかかるので、その点だけは活用する際に留意してください。

Webの中には、胡散臭いニセ情報が沢山まぎれており、情報に振り回されるようで、AIツールを信用できずにいました。

けれど、NotebookLMを使ってから単なる要約ツールやチャット機能ではなく、

（少し大げさな表現ですが）

今まで苦労して「読んで理解する」という行為の概念を変えてしまい、AIを「思考の伴走者」であることが実感できました。

AIツールって、便利そうだけど難しそう…って思っていたり、有効活用が難しいなんてイメージもまだ残ってるかもしれません。

でもNotebookLMは、とにかく「使えば分かる」ツールです。

使ったことのない人ならば、試しに「読み込むのに時間がかかる資料（PDF）」をNotebookLM にアップロードして

みてください。

そして、音声概要を聞いてみるとどうやってＡＩが要約しているかと驚くと思います。

受け身で情報を受け取るのでなく、情報を操る感覚が味わえます。

今後、多くの人がこうしたAIツールを使いこなすようになったとき、知識格差や情報収集力の差は、いま以上に広がっていくことでしょう。

なので、まだ使ったことのない人はNotebookLM に挑戦してみてください。

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