令和3年 この補助金に注目

いつもなら、いつ 補助金公募が始まるのか

そもそも、募集があるのか、無いのか?

 

そんな予想をしながら、事業計画策定の支援をしていました。

 

しかし、小規模持続化補助金、IT導入補助金、ものづくり補助金は、令和4年まで募集されることが決まっているので、いつも通りの3月と思っていたら、違いました…

 

令和2年12月の閣議決定で、最大1億円が給付される「事業再構築補助金」の創設が発表されたのです。

 

第3次補正予算案額が1兆1,485億円 です。

あまりに大きな予算額で驚きました。

 

https://www.meti.go.jp/main/yosan/yosan_fy2020/hosei/hosei3.html

 ※令和2年度 第3次補正予算案の事業概要の中の資料を参照してください

 

Webには様々な情報が出回っていますし、先行して準備する方がいいかもしれません。

事業再構築補助金とは

新規事業や事業転換、事業再編に取り組む中小企業、中堅企業を支援する補助金です。

事業再構築の具体事例としては、以下の例が提示されています。

 

◯製造業

産業機械向けの金属部品を製造している事業者が、人工呼吸器向けの特殊部品の製造に着手、新たに工作機械を導入

 

◯飲食業

飲食店が、観光客の三密回避のため、来客データの収集と分析をし、来店予測、混雑予報AIを開発。飲食店をはじめ様々な業種にサービスを展開

 

◯小売業

小売店が店舗への来客数減少に伴い、売上が激減したことを契機に店舗を縮小ネット販売事業やサブスクリプションサービス事業に業態を転換。

 

◯宿泊業

宿泊客数が激減し、ホテルの稼働率が低下している中、テレワークの拡大を受けて、客室をテレワークルームやコワーキングスペースに改造し不動産賃貸業に業種転換

 

 

事業再構築補助金の補助対象要件として、以下の2点が最低必要条件となります。

 

◯申請前の直近6カ月間のうち、売上高が低い

3カ月の合計売上高が、コロナ以前の同3カ月の合計売上高と比較して10%以上減少している中小企業等。

 

◯自社の強みや経営資源(ヒト/モノ等)を活かしつつ、経産省が示す「事業再構築指針」に沿った事業計画を認定支援機関等と策定した中小企業等。

 

補助金ですから、事業計画は必須ですね。

 

 

補助金額、補助率についてですが、事業規模などに応じて4つのパターンがあります。

 

1.中小企業(通常枠)

 補助額は100万円以上6,000万円以下で、

 補助率は3分の2。

 

2.中小企業(卒業枠)

 400社限定 

 計画期間内に、①組織再編、②新規設備投資、

 ③グローバル展開のいずれかのために、資本金

 または従業員を増やし、中小企業から中堅企業

 へ成長する事業者向けの特別枠。

 補助額6,000万円超~1億円以下、補助率は3分の2

 

3.中堅企業(通常枠)

 補助額は100万円以上8000万円以下で補助率は2分の1

 ただし、補助額が4000万円超の場合、補助率は3分の1

 となります。

 

4.中堅企業(グローバルV字回復枠)

 100社限定で、指定された条件をすべて満たす

 中堅企業向けの特別枠。

 補助額は8000万円超~1億円以下で、補助率は2分の1

 

 

詳しくは、令和2年度 第3次補正予算案の事業概要の中の資料を参照してください。

https://www.meti.go.jp/main/yosan/yosan_fy2020/hosei/hosei3.html

中小企業生産性革命推進事業の特別枠

また、中小企業生産性革命推進事業の特別枠の改編されました。

※ 中小企業生産性革命推進事業には、小規模持続化補助金、IT導入補助金、ものづくり補助金 の3つが含まれます。

 

令和2年までは、通常枠以外にコロナ特別対応型のコースがありました。

令和3年からは、低感染リスク型ビジネス枠が新設されることになりました。

 

名称を変更しただけのような気もしますがコロナ特別対応型とは、少し内容が異なりますので注意が必要です。

早ければ、2月か3月の募集から適用される可能性があります。

 

 

補助金を活用して、生産性の向上に取り組むことは来年も同じみたいです。

上手く制度を活用して、事業の発展に繋げてください。

 

 

笑顔創造研究所は、みなさまの笑顔を応援しています。