令和4年の重点施策のポイント

11月26日に、中小企業庁より令和3年度補正予算案等が公表されました。

 

少しややこしいですが、来年(令和4年)の施策は、令和3年補正予算のものとなります。

 

大きな特徴が、経済産業省関係 令和3年度補正予算案のポイントの中に記載されています。

 

https://www.meti.go.jp/main/yosan/yosan_fy2021/hosei/pdf/hosei_yosan_gaiyo.pdf


最近ならキャッシュレスやIOT対応等のキーフレーズに重点が置かれましたが、今回の大きなキーフレーズは、地方を活性化し、世界とつながる「デジタル田園都市国家構想」となってます。

 

デジタル田園都市国家 とは、どんなものか未だイメージが沸かないのですが、目指す処はこの様です。

 

 

デジタル田園都市国家 を目指す中に三つの事業が位置づけられています。

 

一つ目は、中小企業等事業再構築促進事業

二つ目は、生産性革命事業 です。

 

そして、三つ目が

事業環境変化対応型支援事業 となってます。

 

 

次に、それぞれの施策(補助金)には新しいキーフレーズが出てきています。

それは、「グリーン成長分野」という言葉です。

 

「グリーン成長戦略」とは、低炭素社会カーボンニュートラルの実現に向けた産業という意味のことです。

 

グリーン成長にむけて、14の重要分野があり、

 

エネルギー関連産業として

①洋上風力、②燃料アンモニア、③水素、

④原子力の分野があり、

 

輸送・製造関連産業として、

⑤自動車・蓄電池、⑥半導体・情報通信、

⑦船舶、⑧物流・人流・土木インフラ、

⑨食料・農林水産業、⑩航空機、

⑪カーボンリサイクル があります。

 

そして、家庭・オフィス関連産業として、

⑫住宅・建築物/次世代型太陽光、

⑬資源循環、⑭ライフスタイル 

 

以上の14分野が重点分野と策定されています。

 

 

事業再構築補助金の中にもグリーン成長枠が創設(補助金1億円)されてますし、ものづくり補助金でもグリーン成長枠が創設(補助金最高2000万円)されています。

 

関連している事業者の方にとっては、注目すべき施策ではないでしょうか?

 

 

次に、来年4月以降の変更点もチェックする必要があるかと思います。

 

事業再構築補助金では、グリーン成長枠が新設されること以外は、今のところ大きな変更点はないようです。

 

 

生産性革命事業の中の4つの補助金

 ものづくり補助金

 持続化補助金

 IT導入補助金

 事業承継・引継ぎ補助金

 

以上の補助金については、補助金額の変更がありました。

 

ものづくり補助金については、一律に1000万円とするのでなく、事業再構築補助金のように従業員の規模で上限額が決まるように変更となりました。

(750万、1000万、1250万)

 

またグリーン生産枠に加えて、デジタル枠という枠も追加されることになりました。

 

 

持続化補助金については、

従来の補助金50万円に加えて、

 

成長・分配強化枠(賃上げや事業拡大枠)

新陳代謝枠、インボイス枠

 

以上の3コースが創設されて、

アフターコロナを意識した施策へと

変更となっています。

 

それぞれの応募枠の条件について、引き続き確認していきたいと考えています。

 

※ただし、持続化補助金については、小規模事業者しか応募できませんのでご注意ください

 

 

IT導入補助金については、デジタル化を求めていながらも、全体的な補助金は減少と変更になってました。

 

 

補助金(施策)の活用で一番の利点は今後どのように自社が進んでいくのか事業計画を作成することです。

 

何かの切っ掛けがないと、自身の強みや弱みについて深く考える機会はないかと思います。

しっかりと予定を立てて新しいチャレンジをしてください。

 

 

笑顔創造研究所は、みなさまの笑顔を応援しています。