真の会社の強みを把握する方法

私は伴走支援ナビゲーターとして、「自社が今後どう進むべきか」を見える形にし、必要なサポートをしています。最初の段階で、様々な角度から会社について質問をさせて頂きますが、必ず「御社の強みは何ですか?」と伺います。

 

御社の強みは何ですか?このような質問に対し、

「サービス」や「技術力」もしくは「品質」だとほとんどの経営者からお答えいただきます。

経営者の中には、特に無しという猛者までいらっしゃいますが…

 

しかし、深堀りした質問をしていくと最初に答えて頂いた内容とは違うものが「真の会社の強み」として浮かびあがってきます。 

例えば、こんな感じです…。

 

・チャレンジ意欲の高い組織・雰囲気

・長年培ってきた顧客からの信用・ブランド

・新たなニーズを拾ってくる傾聴力の高い社員

 

事業者(または社長)が「真の自社の強み」について気付いていない。

ヒヤリングの際に、このように思うことが多々あるわけです。

 

つまり、ご縁があって私と補助金申請や事業計画の機会がなければ「真の会社の強み」に気づいて頂けないのです。

私も、「私自身の強み」が別のものだと勘違いしていました。客観的に、あるいは俯瞰して、分析できる人物に指摘してもらって初めて強みが別のものだと気づいたのです。

 

 

なんだ俯瞰して分析してもらうことが、「真の会社の強みを把握する方法」でしょ?と、言われそうですがもうちょっと、お伝えしたい事があります。それは、本当に適切な人を選ばないと、間違った情報を刷り込まれるという事です。

 

 

何かの経済団体の会合や宴席で、仲間や先輩に言われた(指摘された)内容で間違った情報を刷り込まれるている…。もしくは、専門外の方から言われた(指摘された)内容が自社の姿に似合っていないなどです。

 

 

取引先から「技術力」を評価いただいていると社長様からお話しを聞いていたら、技術力とは高性能の設備の事を指してました。この場合、同業他社が同じように設備投資すれば、技術力でなく、価格で勝負となり、利益率が下がる懸念があります…

 

 

きめ細かい「サービス」が自慢です、このように言われるのですが、その業界のきめ細かい「サービス」は当たり前でそれ以外に強みを構築する必要がりますよ、とやんわりとお伝えしたくなります。

 

このように、深堀りした質問やヒヤリングによって、ようやく「真の会社の強み」が浮かびあがります。

(または「自社の強み」でないと気付きます)

 

いままで、このように自社を分析したことがあるでしょうか…? 

しかるべき適切な人から客観的に自社を分析してもらっていますか?

 

年末や年始に「自社をこれから、どう進むべきか」「真の会社の強み」とはなんだろうか?考える際に、今回の内容を参考にしていただければと思います。

 

笑顔創造研究所は、みなさまの笑顔を応援しています。