手遅れになる前に今すぐ対策

年末の賞与をもらって、新年度から新しい職場でスタートを切ろう!!

そんな人が少なからず居ると思います。

 

10月ぐらいから、転職活動を始めて

11月下旬に「退職の申し出」を伝える

 

いつもは、そんな人が出てくるけれど、

今年はそんな人が出てこない。

 

やはり賃上げした効果があったんだ…

と、勘違いしてはいけません

実は、来年3月末の退職に向けて準備を進めている可能性があるのです。


転職を考えている人は、Webで色々な情報を収集してます。

そこで来年4月以降に雇用保険の改正がある事を認識しています。

来年3月末の退職だと、自分にとって有利な制度が活用できることになる訳ですが、それはどんな内容でしょうか?

失業保険の給付制限解除

いままで自己都合による退職の場合、失業保険を受給するまでに給付制限という期間がありました。

(待機期間7日に加えて、3カ月の制限期間が設けられていました)

 

しかし、新型コロナウィルスの影響から待機期間が3カ月から2カ月へと短縮となりました。

現状では、まだ待機期間が存在するので、自己都合により退職しても、すぐには失業保険を受け取ることができません。

 

ところが、来年の4月以降になると、自己都合による退職の場合でも、教育訓練を受ければ、この失業保険の給付制限が解除されます

(正確には待機期間の7日は残るそうです)

 

職場で閉塞感を感じている人

家庭環境が変わり働き方を変えたい人

人間関係に悩んでいる人

 

このような転職を考えている人は、様々な情報を検索して、最善策を模索しています。

当然、失業保険の給付制限が解除について把握している人が多いみたいです。

 

そのような人が、来年の4月以降に教育訓練を受けてステップアップを行おうと目論んでいる可能性があります。

 

今、教育訓練給付制度の内容も非常に拡充されており、政府としても給付金と失業保険をセットで活用して、雇用の流通化やリスキリングを推し進めようとしています。

 

これから発展しそうな業界への転職につなげてようとしている訳です。

来年の4月以降は、この転職の流れが加速していくことが予想されます。

手遅れになる前に今すぐ対策

本来ならば12月の年度末で退職しようと考えていた人が、ちょっと4月まで我慢をして、3月末の退職を模索しているという状況が、水面下で進められている可能性があるのです。

 

この事態を把握しなければ大変なことになるのです。

何故なら、1年で人の動きが最も多い3月末を外し、4月に求人募集をかても直ぐには応募が来ないからです。

 

今の陣容で安心して、求人募集を停止していたりすると、予想外の3月末の退職申し出でにパニックになりかねません。

(さらに人が足りずに、とうとう現場が回らなくなることも十分にあり得るのです。)

 

対策として、危機感をもって求人募集を続けていくと共に様子がおかしいと感じる従業員さんへのフォローや待遇の改善を確実に図る必要があります。

個別面談は有効でない場合がある

少し様子がおかしい(いつも違う)又は、ちょくちょくお休みを取っている

そんな従業員さんをケアするために個別面談が有効だと思ってました。

 

ところが、この面談(1on1ミーティングとも呼ぶそうですが)において、無難に返答すればいいとする情報もあるそうです。

 

面談者の業務やキャリアにおける悩みや問題を聴き、会社として寄り添う姿勢をアピールしたとしても、事前に準備された当たり障りのない悩みしか引き出せなくて、面談が有効に活用されないケースが多いのです。

 

だからといって、個別面談が必要ないと言っているのでなく、改まって個室に呼び出すなど重い感じで行っても狙った成果が引き出せる訳ではないという意味です。

 

相談を受ける側の傾聴スキルが高く、面談の頻度がそこそこ頻繁に行うなど工夫が必要です。

 

また権限のない上司が、シフトを柔軟にして欲しいとする要望をうけても、その解決策を直ぐに提示できない場合もあります。

そういった意味で、会社側としてもどのような待遇の改善が可能であるか事前に方向性を出しておく必要があります。

 

予想外の3月末の退職申し出でにパニックにならないために何から着手しますか?

 

効果のある個別面談の実施ですか?

それとも求人募集でしょうか?

 

手遅れになる前に今すぐ対策を取って欲しいです。

 

笑顔創造研究所は、みなさまの笑顔を応援しています。