来年春に卒業する大学生などを対象にした採用面接が6月1日から始りました。
経団連が出した採用選考指針によるもので、面接解禁日は我が社には関係ないと思う方は多いかも知れません…
しかし、今年から様変わりしたのが面接です。
NHKが国内の大手企業にアンケートを行った結果、9割の企業がWebでの面接を実施すると答えたそうです。このうち4割がWeb面接のみで内定を出すと回答しました。
新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、対面が中心だった採用面接は、大きく様変わりすることになった訳です。
Web面接が主流になっていると言っても、未だ、Web会議システムを使ったことのない事業者の方にはピンときませんよね?
無料のWeb会議システムには、
Zoom(ズーム)
マイクロソフトのSkype(スカイプ)
Googleハングアウト など
便利なシステムが多く存在します。
応募者のスマホ所有率が高い中で、いかに自社の魅力を発信できているかで応募状況が変わる時代になりました。
「え? この会社Web面接やってないの」
「だったら、応募するのは遠慮しておこう…」
こんな風に言われる時代になったのです。
これが、今年からの求人採用の新常識です。
WEB面接の独特さへの対応
いざ、Web面接と言っても従来のような面接とは少し手法が変わります。
対面時と同様に、これまで取り組んできたこと、応募の動機など、これまでと変わらない質問は行いますが、リラックスして面接に臨んでもらう雑談を設け、雰囲気を良くする仕掛けが必要になります。
さらに、Web面接を通じてコミュニケーション能力がどうなのか、自社に対してどれだけ思い入れがあるのか判断する事前課題を案内しておく必要があります。
そのためにも、自社のホームページに求人ページがあることが必須となります。
※Web面接だけで完結することはないと思いますので、どの段階が来たら会社に来てもらうかも事前に決めておく必要もあります。
逆に、自社への質問事項として従来にない新たな質問事項が出てきます。
テレワークに対応しているのか?
ハラスメント対策はどうなのか?
副業は認めているのか?
こういった内容にどのように対応しているか企業として明確に情報発信していかないと、応募していただけない時代になったのです。
一部の業界から優秀な人材が流出しています。
コロナ禍の影響で求人状況が大きく変わる時に、いち早く変化を掴める企業がチャンスを掴むと思います。
ならば、いち早くWeb面接に対応できる環境を整備しましょう。
Webカメラが無い事業者は、今すぐ発注して入手してください。
Web会議システムをしたことない事業者は、社内でWebミーティングを開催してみましょう。
やってみないと分からない事が沢山あります。
例えば…、
バーチャル背景なんて便利な機能がありすが、LINEでも導入されたぐらいですから、背景も重要な要素だという事に気づきます。また、音声をきちんと聞き取るためにはイヤホンで聞いた方がいいことなど、体験しないと分からないことが有ります。
導入コストはさほど大きくないので、いち早く変化を掴んで、いい人材を確保し事業を成長させましょう。
笑顔創造研究所は、みなさまの笑顔を応援しています。