今回は、先に最もお伝えすべきことを案内します。
「素早く決断してください」
これだけです。
以下は、もう読まなくてもいい程だと思っています。
それほど、迷っていてばかりで決断しない経営者・役員が多いと感じています。
誰も正解が分からない状況
緊急事態が解除されましたが、アフターコロナにおいて、どう舵取りをするのか…?
正解は誰もわかりません。
中長期的に何を変革するのか経営者・役員に伺っても、曖昧な返答が多いです。
「もう少し様子を見ていたい」
「他社の状況を探ってみたい」
そのように悩んでいても、結局 何もアイデアは浮かんではこない…
そんな場合が多いのではないでしょうか?
別の言い方で表現すると、目の前こと(短期的な問題)ばかりに気を取られすぎていると感じています。
現状維持のために、あれこれと手を打つことも大事なのですが、さらに先の事を考える時期です。
「やらないことを決める」を誤った解釈で、決断しないことを決めた…では少し残念すぎます。
ゆでカエルからの脱却
迷っていてばかりで決断しない経営者・役員の特徴として、些細な事さえも迷う事が多い気がします。
飲食店でのオーダーであったり、レジャーの行先であったり、購入する備品であったり…
マイペースなんていい言葉がありますが、「決断しない」は別です。
「時間が足りない」「いつも忙しい」
そう思っていても、なかなかやらない事を決断できないのでどうしても業務ばかりが増えます。
やるべき事のリストを作成しても、次々と新しい業務が増えてくる…
もう、毎日が綱渡りなんです と、SOSを出される事もありますが
ある意味「ゆでカエル状態」に陥っていると言えます。
何かを止めなければ、時間を捻出することは難しいですし、
何でも自分でやらないと気が済まない傾向のある人ならば、今までのやり方にどうしても固執してしまいがちです。
「ゆでカエル状態」というより、過去の成功体験からなかなか脱却できないと言った方がいいのかも知れません。
そこで最初から迷わない仕掛けがあると、余計な選択の時間が不要となります。
だから「やらないことを決める」になります。
簡単な例ですと…
朝からどんな服を着るのか悩む時間を無くすために、毎日同じ服を着る著名人が多いのも納得ができます。
アップルの共同創業者
スティーブ・ジョブズ
元米大統領のオバマ氏
一般相対性理論で有名な
アインシュタイン
世界の成功者と言われる方で毎日同じ服やスーツを着るのは悩む時間を無くしている例です。
何を今さら、と思われますが…
どこかの受け売りと思われるのは分かっています。
それでも、やはりお伝えしたいのです。
「やりたくない事」をやらないのでなく、本当に大事なことの優先順位に気づくため、「やらないことを決める」なのです。その為に、素早く決断が必要となります。
アフターコロナにおいて、どう舵取りをするのか…?
場合によっては、補助金などの施策を上手く活用して、事業の再構築に着手している事業者もいらっしゃいます。
自社にとっての「迷わない仕掛け」として何について「やらないこと」を決めますか?
上司への報告書の廃止などの、ルーチン業務でもいいのですが、大きなテーマを見つけて欲しいです。
下請け業務をやらない
値引き合戦をしない
〇〇業界から撤退する
このような大きなテーマに向けて、迷わない仕掛けが非常に重要です。
大手企業のように社内に複数のプロジェクトができる余裕があればいいのですが、そうでない場合は、一点集中で行動するしかありません。
メディアの情報や会合の席での話題をヒントに、自社でもやってみよう…
では、業務が増えるばかりです。
優秀な社員への負荷を減らすためにも、やらない事を早期に決断して現状維持から脱却して欲しいです。
笑顔創造研究所は、みなさまの笑顔を応援しています。